일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こい

鯉

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 鯉(こい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,197자 · 5화면

아오조라 문고

道具というのは、大きな釣針を畳糸でステッキの先に結びつけたもの、蚯蚓数匹、大きな竹の筒、風呂敷一枚、それだけなんだ。僕の考えでは、鯉を一匹釣り上げたら、それを竹の筒の中に入れて動かないようにし、上から風呂敷に包んで、門衛の眼をくらましながら、うまく持ち出すつもりだった。

丁度今頃のことだ。新緑の香の籠ってる夜気を吸いながら、僕はあの大木の下の岩の上に腰を下して、黒々とした池の中に釣糸を垂れたものなんだ。

一時間ばかりは何の手答えもなかった。僕はもう駄目かと思って、夜中禁制の釣をしてることが、変にばかばかしくなってきて、取止めもない空想に耽りだした。所が、ふいに……素敵だったよ、ばかに強くぐいと糸を引っ張るものがあるじゃないか。はっと思って、腰を浮かしざまに、力一杯引上げてやった……そいつが、夜目にはっきりとは分らないが、二尺ほどもあろうという大鯉で、水際を離れようという瀬戸際に、尾鰭で一跳ねやったために、僕は思わずよろよろとして、滑りかけた片足を宙に浮かしたまま、ステッキの釣竿を投り出し、両手で岩角につかまって、池に落っこちることだけは免れた。

漸く我に返ってから、僕は釣竿の行方を探してみた。