후리가나로 읽는 일본 고전
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たいつりしろうとばなし
鯛釣り素人咄
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 鯛釣り素人咄(たいつりしろうとばなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,992자 · 12화면
底の岩礁にばかり絡まっているとは限っていない。季節や日並み、また常食としているところの餌の浮沈によって、海の中層からさらに上層まで浮いて出てくることがある。これは伊豆網代の味噌鯛や、伊豆南端神子元島の烏賊腸釣りに見る例であって、鯛の移動は釣りに深い関係があるから、よく注意せねばならない。この詳細は、釣り方の説明のところにおいて語ることにしよう。
広島文理科大学梶山英二理学士の調査によると、鯛は三十年くらい生きているという話である。そして、鰤や鱸のようにめきめきと大きく育つものではなく、生まれて四年目で漸く一尺二寸二百匁前後、五年目で一尺三寸余三百匁前後、六年目で一尺五寸余四百匁前後、七年目一尺七寸余六百三十匁、十年目で一尺九寸余八百五十匁、十五年目で二尺三寸余一貫四百匁、二十年目で二尺五寸余一貫八百匁、三十年目で三尺二貫七百余匁であるというから、まことに遅々として育つものであることが分かる。尊い魚だ。
鯛は、随分硬いものを食う。鯛の頬肉のうまさというが、頬肉は口の開閉を司る筋肉であって、一度鯛が口を開いてぐっと噛み締めれば、あの硬い榮螺でも噛み砕いてしまうのである。