후리가나로 읽는 일본 고전
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にしんぎょじょう
鰊漁場
島木 健作
島木 健作의 鰊漁場(にしんぎょじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,483자 · 49화면
そんで帳場の野郎なんぞに話してみたって仕方もあんめえから、じかに旦那にぶつかってかけあって見ようじゃねえか。」
源吉は固唾を呑んで山本の顔を仰ぎ見た。虱をつぶしたり、ざれ言をいって高笑いをしたりする時の彼ではなかった。閃めく光りのようなものがその眉宇のあたりを走るのを源吉は見た。肩幅の広い頑丈な彼の上半身が銅像のように大きく見え、ぐっと上からのしかかってくるようにおもわれた。――うれしがって箸で机をたたいたり、茶碗をカチャカチャ鳴らしたりするものがあった。山本はなおもつづけた。
「今年は大漁だもんで、ひとつ一人あたま五十両ぐれえの九一金を吹っかけて見ようじゃねえか。いいか。そこでだ、かんじんなのはそのはなしのきまりがつき、俺たちが現ナマを握るまでは仕事を休むってこった。旦那に承諾だけさせていつも見てえに腮別れの前に金をもらう約束じゃ、その土壇場になって知らねえっていわれたってどうにもなるこってねえからな。……どうだ、みんなやるか。」
わっという喚声があがった。
「やるぞ!」
何人かが立上った。足踏みをし、「えれえぞ、大将」などというものもあった。わずか三十人ほどなのでまとまるのも早かった。