후리가나로 읽는 일본 고전
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にしんぎょじょう
鰊漁場
島木 健作
島木 健作의 鰊漁場(にしんぎょじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,483자 · 49화면
三年五年とそういう状態がつづいて行った。そしてその結果は、漁場主は資金提供者の束縛を脱することはできず、不景気の影響でただでさえ年々下落する一方である製品の価格はそのためにぐんと落され、毎年喰い込むばかりであった。百石三千円と見、平年の漁獲高五百石と見て、一万五千円、金利だけ損だが、それですめばまだいい方だった。大丸の借金はそうして積り積って行った。そして今ではもう漁場を引渡さなければならなくなっていたのである。
畜生、と大丸は心できりきりと歯がみをした。親父の代からの漁場だ。むかしはだがこんなではなかった。いつの頃からかじりじりと目に見えないほどに落ち目になって来、今ではもう起き上れる見とおしもつかないのだ。今年はだから、じつをいえば最後の頑張りのつもりではじめたのだった。小樽へも早々に出かけ、今年はもう融通ができないというのを、大山の白鼠の帳場を待合に生捕り、一週間つきっきりで責めたあげく、資金もやっと借り出して来たのであった。水産試験場の発表には今年は鰊の※(「さんずい+回」、第3水準1-86-65)游が非常に多いであろうとあったし、勇躍してこの漁期を迎えたのだ。