일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なるとひちょう

鳴門秘帖(一)

吉川 英治

吉川 英治의 鳴門秘帖(一)(なるとひちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 262,100자 · 523화면

아오조라 문고

「そうきまったら、わっしはすぐに飛び出すと致します」

「ま、暁の早立ちとしたらよかろう」

「一時は、死んでお詫びとまで思ったところ、体を粉にするぐらいは、何の糸瓜でもありあしません」気を持ち直すと江戸者はお先一途。にわかに元気づいた多市、ポンポンと手を叩いて「オイ、姐さん姐さん、誰でもいいや、お急ぎの夜立ちだ、草鞋に握り飯を揃えてくんねえ」

その間に目明しの万吉、トントンと降りてきた。

「ア、お帰りで」折よく、帳場格子へ投げこまれた飛脚包みを持ちながら、和平がそこへ送りに出ると、目早く万吉が眸を光らせて、

「何だい、今の三度屋は?」

「ヘエ、例のお客様へ届いた飛脚で」

「どれ」いや応なく取って見ると、桐油紙ぐるみ、上に唐草銀五郎様、出し人の名は裏に小さく「行き交いの女より」としてあった。

「お役で封を切る!」と、ぷッつり――切った麻糸からすべり落ちたのは、印伝革の大型紙入れ、まさしく多市の掏られた品物だ。

「悪い洒落をする女だ……」と苦笑いした目明し万吉。江戸のスリ気質には、ほかの盗児にない一種の洒落気や小義理の固いところがあると聞いていたのを思い合せて、

「ははあ、その筆法かな」