후리가나로 읽는 일본 고전
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なるとひちょう
鳴門秘帖
吉川 英治
吉川 英治의 鳴門秘帖(なるとひちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,957자 · 114화면
もとより、こうと知っていたなら、やすやすと原士どもの囲みに陥ちるのではなかった――とこみあげる無念に体をふるわせたものの、それもいわゆる噬臍の悔いなるもので、かれはたちまち、お綱も自分と同じような縄目にかかるのを見ながら、数人の原士に蹴仆され、周馬だかお十夜だかに後ろ手に締めあげられたまま、向うの松の大木へ引きずり寄せられ胴縛りにくくり付けられてしまった。
「それ、ぐずぐずしている間には!」と一方が急き立つと、
「向う側へも七、八人廻れ」
「よしッ!」といって珍らしく旅川周馬が疾駆するのを、天堂一角が、それへ続く原士たちへ、
「静かに――」と注意して、さらにお十夜の姿をふりかえった。
「孫兵衛、ぜひとも今夜はぬかってくれるな」
「ウム、大丈夫だろう?」と気をもたせて――
「これだけの助太刀に、俺たち三人が足場を撰って待ちかまえているんだ。諏訪じゃあこっちで斬りかけるとたんに、宿屋の奴や湯番の者が拍子木なんぞ叩き廻って、弥次馬を呼んでしまったから取り逃がしてしまったが、人の絶えたもちの木坂、新手をかえてこれだけの者が一太刀ずつかすッても、たいがい息のねは止まってしまうだろうと思う」