일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいせつじじょでん

鳴雪自叙伝

内藤 鳴雪

内藤 鳴雪의 鳴雪自叙伝(めいせつじじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,693자 · 377화면

아오조라 문고

これはその子孫が後年建てたものらしい。右手の川を隔てて林中に鳥居が見えたが、これは義仲の社であるそうな。この川はいわゆる木曾川で、連日我ら一行と伴って右側を流れていて、折々は岩石に触れて白い泡を吐き、高い叫び声も聞かせていた。また珍らしく見たのは、既に三月の初旬(旧暦)であるに、梅が咲いている。そうしてまた桃も桜も咲いていて、百花ごっちゃまぜの景色である。そうかと思うと岩陰には残雪が白く残っていた。こんな事を漢詩などにも詠んで、木曾海道の主なる嶮岨もやっと終ったが、最後に十三峠というを越した時もかなりに疲れた。これは麓で、一行が酒を飲んだ元気で折からの月夜に乗じて越したのであったから、一人の人間にも逢わなかった。人間といえば、碓氷峠を越して以来連日旅客らしい者には一度も出逢わない、出逢うのはその土地の百姓位の者であった。一体明治の最初はまだ戦争も終らなかったので諸藩の往来も頻繁であったが、昨年函館の五稜郭が落去して後ちは、諸藩の兵も各引揚げて、上下交々一と休息という場合で、藩士などの往来は全く絶えていたのである。そこで私等の一行が道々つまみ喰いでもして慰もうと思っても、駄菓子一つもない、昼飯を喰おうと思って立場へ来ても、客を見かけて、初めて飯を炊くというような風で、待ちどおしかった。