일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいせつじじょでん

鳴雪自叙伝

内藤 鳴雪

内藤 鳴雪의 鳴雪自叙伝(めいせつじじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 192,693자 · 377화면

아오조라 문고

そして夕飯朝飯は毎日どこでもこれであるので嬉しかったが慣れぬうちは知らぬ家で寝るという事が不安で、父や祖母と一間に寝たのであるが、戸塚では殆ど眠られなかった。それも慣れては我が家の如く安眠するようになった。戸塚の駅の辺りで屋根の上に一八の花が咲ているのを珍しく眺めた。

その頃では私の父位の身分の一行であっても、宿を取ることになればその宿は一行で借切ったもので『相宿は許さぬ』と告げ、宿屋もそれを承知したものである。武家の宿と商人の宿とは大抵別になっていた。かくまで威張った武家が可笑しいことは、宿をとる時必ず旅籠銭を家来をして値切らせたものである。旅籠銭は一人分が百五十文か二百文あたりであったと覚えている。今の銭でいえば一銭五厘から二銭までの所である。それで本膳の食事を供し、風呂も湧かしたので、今の人の耳には嘘のように聞えるであろう。茶菓子は大したものは出さず煎餅ぐらいであった。今もそうであるが朝は梅干に砂糖をかけて出した。

宿屋全体を占領するのであるからユックリしたもので、上分は二間ぐらいを領し、家来は遥か隔った部屋に居た。日々の昼食は宿屋にいい付けて弁当を作らせ、用意の器に入れさせ、それを昼頃にどこかの駅か立場に着いた時に、駕籠で食った。