일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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とびとかきととり

鳶と柿と鶏

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 鳶と柿と鶏(とびとかきととり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,493자 · 21화면

아오조라 문고

二人の姿は七八木の杉の木立に隠れたが、そこからまた現われかけたとたんに、男は二三歩走りだし、それを片手の捕繩で引戻されたものか、両腕をひろげ横向きになり、そこへ巡査の足払いが利いて、ばったり地面へ倒れた。倒れたが、すぐ四つ匐いになり、突然、吼えるような喚くような声で叫びだした。襟元を捉えて引起されかけても、彼は必死に大地へしがみつくような恰好で、その声は明らかに泣き叫びとなった。泣き叫びながら、片手と両足とで地面に※(「足へん+宛」、第3水準1-92-36)いた。

自転車での通行人が立止り、村から人が走り出て行った。そしていつしか男は叫び声を呑み、じっと顔を伏せ、此度は両手を後ろに縛られながら、巡査の先に立って、人々の間を歩いて行った。それが、吉村たち三人のすぐ前をも通りすぎた。

後を見送って、しばらく無言で歩いた時、ふいに、君枝が李に尋ねた。

「あの男がさっき叫びだしたでしょう、あれどういう意味ですか。」

あまりに場合を得ない言葉だった。やや返事がなかった。

「僕は知りません。」

「別に意味はないでしょう。」と吉村も殆んど同時に云った。

「あの抵抗も無意味ですわね。