후리가나로 읽는 일본 고전
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う
鵜
山本 周五郎
山本 周五郎의 鵜(う)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,733자 · 38화면
さだが振向いて彼を見た。
「威しだと思うと間違うぞ、おれにはきさまを斬っていい理由があるんだ」小五郎は刀の柄に手をかけた、「おれは不義の証拠をつかんでいる、不義者を成敗するのは武家の作法だ、さあ、――出るなら出てみろ」
玄関の向うへ駕籠がおろされた。
「履物をおくれ」とさだが云った。
陸尺の一人が草履を取って入って来た。さだは式台へおりた。すると小五郎が刀を抜いたので、陸尺は吃驚して外へとびだした。
「さだ、――」小五郎が叫んだ、「斬るぞ」
さだはもういちど彼に振向いた。
「どうぞ」とさだが云った。
小五郎は刀を振上げた。刀がぎらっと光った。さだは草履をはいた。小五郎は振上げた刀の柄へ左手を加え、大上段に構えて式台へおりた。さだはおちついて草履をはき、静かに玄関を出た。
小五郎は棒立ちになっていた。彼の大上段に振上げた刀が、ぎらぎらと光りながらこまかくふるえた。
陸尺が引戸をあけ、さだは駕籠の中へ入った。陸尺は彼女の草履を取り、それから棒に肩をいれた。――小五郎は見ていた。駕籠はあがり、それから静かに門のほうへ出ていった。門を出て、ゆっくりと左に曲り、そうして見えなくなった。