일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まど

鷹野つぎ――人と文学

鷹野 つぎ

鷹野 つぎ의 鷹野つぎ――人と文学(まど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,840자 · 43화면

아오조라 문고

病気中は私が死んだ夢を見たりして、夜中に一人きりの広い家の中で、お念仏申していたなど云いますの。私は心の中で、いくら病気はかくしても心は通うものかと、ひとりで気味わるいくらいでしたわ。その時私は母の看病に働いたり、故郷へ帰ったうれしさで友達などとも誘い合って、病みあがりの身も忘れて山を歩いたりしましたの」

話がこうして今年の最近にまで亘ってきた時には、とよ子はまた激しく泣いた。今度の涙は最も激しくてしばらくは話もつづけられなかった。

私は十日あまりの間に、ぽつぽつきいてきた話であったが、この日のかの女の涙には思わず語らせる自分がおしとどめても、その昂奮を避けさせねばいけないと思った。私は話させてわるかったと思い、もうそのお話やめましょうと何度も云った。

けれどとよ子は、あどけない心に刻まれた悲しみは、吐き出さずにいられない様子で、涙のなかで云った。

「母は私が山歩きして帰った日にとつぜん死にましたの。脳溢血という病いで」

現在坂上とよ子は十九歳で、母との死別の悲しみからもまだ二か月とは経っていないものだった。兄たちの家族や身寄りがあつまって、四十九日の法事をすましたあとは故郷の家は結局空家となり、それと同時にとよ子の病気の再発が襲っていた。