후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,404자 · 307화면
やっぱり上からさがったほうが、安全なのです。黄金豹は、となりのビルにしのびこみ、そのビルの屋根からアパートの屋根へ、つたわってきたのでしょう。あの魔もののことですから、そんな曲芸は、なんのくもなく、やってのけるのです。
やがて、たれさがった綱をつたって、金色の怪獣がおりてきました。いつかも、煙突を綱でおりたのですから、黄金豹の足の指は、綱がつかめるようになっているのでしょう。
じつにふしぎな光景でした。白いアパートの壁を、金色の豹が、するすると、下へさがってくるのです。自動車の中の明智探偵と小林少年は、息をころして、それを見つめていました。
黄金豹は、二階の窓までおりると、その窓を開いて、パッと、部屋の中へすがたを消しました。
「いまに見ていたまえ、おもしろいさわぎがおこるからね。」
明智は、なにかおかしそうに、そんなことをささやきました。
室内にはいった黄金豹は、電灯の消えたまっ暗な中を、書斎へとたどっていきました。魔もののことですから、宝石が書斎の金庫の中に、しまってあることも、ちゃんと知っているらしいのです。
黄金豹は大金庫の前に、人間のようにあと足で立ちあがり、金庫の文字盤をグルグルまわしました。