후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,404자 · 307화면
黒い怪物
「つまり、誘拐するというのでしょうね。予告の犯罪というやつですよ。」
そういいながら、明智はへいきで、にこにこしています。
「そうすると、あの巨人は、やっぱり、ふつうの人間だったのですね。しかし、だいじょうぶですか。あいては魔法つかいみたいな怪物ですからね。」
「あいてが魔法つかいなら、こっちも魔法を使うばかりですよ。まあ、見ていてください。」
明智は、自信たっぷりです。
「でも、犯罪を予告してくるほど大胆なやつですから、油断はなりませんよ。あいつには、どんなてがあるか、わからないじゃありませんか。」
小説家の人見さんは、いかにも心配らしく、いうのです。
「そういう怪物とたたかうのが、ぼくの役目ですよ。けっして、ひけはとりませんから、ご安心ください。」
明智探偵は、人見さんを、ぐっとにらみつけながら、きっぱりと、いいきるのでした。
黒い怪物
その夕方のことです。マユミさんは、おとうさんの花崎検事のおうちに、用事があって出かけた帰り道、電車をおりて、千代田区のさびしい町を、麹町アパートのほうへ、歩いていきました。
明るいうちに帰るつもりだったのが、ついおそくなって、もう、あたりは、うす暗くなっています。