후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,404자 · 307화면
ふしぎな家
目をあいて、あたりを見まわしたい。きゅうくつなトランクから飛びだして、おもうぞんぶん手足をのばし、深く息をすいたい。しかし、小林君は、ここが、がまんのしどころだと思いました。
それで、トランクの中に、じっと、身をちぢめたまま、そっと、かすかに、まぶたをひらいて、まつげのあいだから、外をぬすみ見ました。
ひとりの人間が、トランクの上にかがみこんで、マユミさんに変装した小林君を、じっと見ているのです。あいつです。大きな白っぽい、うつろの目、長い牙のはえた恐ろしい口、その顔が、五十センチの近さで、映画の大うつしのように、小林君の目の前にせまっていたではありませんか。
ふしぎな家
小林君は、マユミさんにばけているのを、見やぶられてはたいへんですから、わざと目をほそくして、ぶるぶるふるえているような、ようすをしていました。
さいわい、部屋がうす暗いので妖人ゴングは、まだにせものとは気がつきません。いや、たとえ、部屋が明るくても、明智探偵におそわった小林君の変装術は、なかなか見やぶれるものではないのです。
「ウフフフ……、マユミ! こわいか。だが、安心するがいい。