후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,404자 · 307화면
小林君は、荷あげ場のコンクリートの上に、あおむけに寝かされたまま、ぼんやりと、あたりを見まわしています。
「おい、気がついたか。きみは、いったい、どこのだれだ。どうして、ブイの中にはいっていたのだ。だれかに、とじこめられたのか。」
警官が、小林君の顔の上にしゃがんで、大声でどなりました。
小林君は、しばらくは口をもぐもぐやるばかりで、ものをいう力もないようにみえましたが、やっと、かすかな声をだしました。
「ぼく、明智探偵の助手の小林です。」
「えっ、明智探偵の? それじゃあ、きみは、あの小林少年か?」
警官はびっくりしたように、聞きかえしました。小林少年のことは、よく知っていたのです。
「それじゃあ、だれかにブイの中へ、とじこめられたんだね。あいてはだれだ?」
「妖人ゴングです。」
「えっ、妖人ゴングだって?」
警官の顔色が、さっとかわりました。そして、おもわず立ちあがると、怪物がそのへんに、かくれてでもいるように、キョロキョロと、あたりを見まわすのでした。
もうそのころは、七時にちかくなっていましたので、川岸の人どおりが多くなり、荷あげ場は、みるみる黒山の人だかりになってきました。