후리가나로 읽는 일본 고전
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 黄金豹/妖人ゴング(おうごんひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 153,404자 · 307화면
でも、世間には、ふたりがゆくえ不明になったと、見せかけておかなければ、ゴングをだますことができませんので、わざと、家さがしをしたりして、さわいで見せたのです。
それから毎日、ひとりの刑事が花崎さんの家につめきって、なにかの見はりをすることになりました。刑事といっても、ふつうのセビロを着ているのですから、花崎さんの事務員としか見えません。だれもあやしむものはないのです。
しかし、その刑事さんは、いったい、なにを見はっていたのでしょう。花崎さんの家の西洋館のはしにある、俊一君の勉強部屋に、刑事さんはいつも腰かけて、窓の外を見ていました。ゴングが庭へしのびこんでくるのを、待ちかまえているのでしょうか?
そのうちに、みょうなことが起こってきました。
ある夕がたのこと、ひとりのお手伝いさんが顔色をかえて、マユミさんたちのおかあさんの部屋へ、かけこんできました。
「おくさま、なんだかへんですわ。いま、お庭を歩いていましたら、どこかから歌をうたっている声が、かすかに聞こえてきたのです。それが、俊一さんが、いつもおうたいになる歌で、声も俊一さんと、そっくりなのです。