후리가나로 읽는 일본 고전
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こくしかんさつじんじけん
黒死館殺人事件
小栗 虫太郎
小栗 虫太郎의 黒死館殺人事件(こくしかんさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 296,741자 · 584화면
しかし僕は、指一本動かさせただけで、また詩文の字句一つで発掘を行い、それから、詩句で虚妄を作らせまでして、犯人の心像を曝き出したのだ」
「なに、詩文で虚妄を※(感嘆符疑問符、1-8-78)」と熊城がグイと唾を嚥んで聴き咎めると、法水は微かに肩を聳やかせて、莨の灰を落した。彼の闡明は、もうこの惨劇が終ったのではないかと思われたほどに、十分なものだった。法水はまずその前提として、猶太人特有のものに、自己防衛的な虚言癖のあるのを指摘した。最初に、ミッシネー・トラー経典(十四巻の猶太教基本教典)中にある、イスラエル王サウルの娘ミカル(註)の故事――から始めて、しだいに現代に下り、猶太人街内に組織されている長老組織(同種族犯罪者庇護のために、証拠堙滅相互扶助的虚言をもってする長老組織)にまで及んだ。そして、終りに法水は、それを民族的性癖であると断定したのであった。ところが、続いてその虚言癖に、風精との密接な交渉が曝露されたのである。
(註)イスラエル王サウルの娘ミカルは、父が夫ダビデを殺そうとしているのを知り、計を用いて遁れせしめ、その事露顕するや、ミカルは偽り答えて云う。