후리가나로 읽는 일본 고전
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こくしかんさつじんじけん
黒死館殺人事件
小栗 虫太郎
小栗 虫太郎의 黒死館殺人事件(こくしかんさつじんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 296,741자 · 584화면
だが、しかしレヴェズさん、とうとうあの遺言書以外に、僕は動機の深淵を探り当てましたよ」と法水は、微笑の中に妙に棘々しいものを隠して、相手に向けた。「ところで、それについて、ぜひにも貴方の御助力が必要になりましてな。実を云うと、その底深い淵の中から、奇異な童謡が響いてくるのを聴いたのでしたよ。ああ、あの童謡――それは事実僕の幻聴ではなかったのです。勿論、それ自らはすこぶる非論理的なもので、けっして単独では測定を許されません。しかし、その射影を追うて観察してゆくうちに、偶然その中から、一つの定数が発見されたのでした。つまりレヴェズさん、その値を、貴方に決定して頂きたいと思うのですが……」
「なに、奇異な童謡を※(感嘆符疑問符、1-8-78)」といったんは吃驚して、煖炉のから法水の顔に視線を跳ね上げたが、「ああ、判りましたとも法水さん、とにかく、見え透いた芝居だけは、やめにしてもらいますかな。なんで、貴方のような兇猛無比――まるでケックスホルム擲弾兵みたいな方が。唱うに事欠いて惨めな牧歌とは……。ハハハハ、無双の人よ! 冀くは、威風堂々とあれ!」と相手の策謀を見透かして、レヴェズは痛烈な皮肉を放った。