후리가나로 읽는 일본 고전
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くろゆり
黒百合
泉 鏡花
泉 鏡花의 黒百合(くろゆり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 78,148자 · 154화면
四十七
「貴方の黒百合を採りたいって、とうとう石滝へ入ったそうです。」と、島野が引取って慎重にこれを伝える。
勇美子はその瞳を屹と凝らしたが、道は聞くと斉しく、顔の色を変えた。
「お嬢様、どういたしましょう。」
「困ったね、少しお待ち、あの、お前だち誰も中の様子を知らないかい。」
「はい、ちっとも。」
「あの、少しも存じません。」
「それはもう誰も知ったものはござりますまい。」
と車夫の一人。
「島野さん、義作さん、どうしたら可いでしょう。お嬢様が御褒美をお賭けなすったのを、旦那様がお聞遊ばすと、もっての外だ、間違いに怪我でもさせたらどうする、外の内の者とは違うぞ、早く留めろと有仰るの。承わると実に御道理な事だから、早速あの娘にそういおうと思って、昨日のことなんです、またこないだからふッとお邸には来ないもんですから、昨日その金子は只でお遣わしになることになって、それを持って私があそこへ、あの湯の谷の家へ行くと居ないんです。荒物屋から婆さんが私の姿を見ると、駆けて出て、取次いで、その花のことについて相談をされたのは私ばかり、はじめは滅相なと思ったが、情を察すると無理はないので、泣の涙で合点しました。