일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はなのひょうげん

鼻の表現

夢野 久作

夢野 久作의 鼻の表現(はなのひょうげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,303자 · 141화면

아오조라 문고

その権威は厳として宇宙に磅し、その光輝は燦として天地を照破し、その美徳は杳として万生を薫化しております。唯これ等の事実が無意識の裡に認められて、無意識の裡に行われておりまするために、今日鼻の表現なる言葉を標示する事が、甚だ事新しい奇異な感じをそそるに過ぎないのであります。

事実上鼻の表現なるものに就いて真正面から堂々と論じてある例はあまり見当らないようであります。

しかしそれでも鼻という文字や言葉を使って鼻の表現の存在、方法、価値なぞいうものを端的に裏書してある実例はかなり発見する事が出来るのであります。

劈頭第一に掲げなければならぬのは、能楽喜多流の『舞い方及び作法の概要』と名づくる心得書の中に示されてある「鼻の表現」に関する一齣であります。

既に人が舞台に立って舞いを舞うという場合にその姿勢をどうしたら乱さずに保てるか、その眼や口の表現は如何なる心の落ち着きに依って正しく発露する事が出来るかという事から芸道の活き死にを説明してある中で「鼻」という項にこんな事が書いてあります。

鼻は不動のものなれば心するに及ばざる如くなれども、鼻うごめかすと俗にも云ふ如く心の色何となく此処に映るものなり、心に慢りある時の如き最もよく鼻にて知らるゝものなれば意を止む可し(下略)