후리가나로 읽는 일본 고전
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はなのひょうげん
鼻の表現
夢野 久作
夢野 久作의 鼻の表現(はなのひょうげん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 71,303자 · 141화면
古い文章なぞに「鼻うちかむ」という言葉があります。これは何かに非道く感激同情した涙ぐましい鼻の表現を形容したものらしく思われます。涙というものは沢山に出ると涙管から吸い込まれて鼻の方へ抜けて来るものだそうで、その辺からこんな言葉が出たものかも知れませぬ。お芝居で孝行者に同情した近所の者なぞは矢鱈に鼻をこすり上げます。又忠臣を手討ちにする殿様やそれを憐れむ奥方なぞがそっと鼻の下に手を当てます。つまりこうしてこうした舞台上の鼻の表現を補けるためではないかと考えられます。
「鼻であしらう」というのは頗る簡短明瞭で、相手を頭から相手にしない軽蔑し切った表現を云ったものでありましょう。
「鼻つき合い」というのは、これが両方からブツカッてスパークを発した場合で、局外者から見るとハラハラするような、面白いような表現を双方から見せ合っているものであります。
「鼻につく」という言葉は、始めのうちは珍らしさに紛れていた臭味がだんだんとわかって来てうんざりした、嫌になった、飽き飽きしたという、多少前の「鼻白む」というのと似通ったような表現であります。これが極端になると普通の嫌なものに出合った時と同様に「鼻をしかめる」