일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ああぎょくはいにはなうけて

ああ玉杯に花うけて

佐藤 紅緑

佐藤 紅緑의 ああ玉杯に花うけて(ああぎょくはいにはなうけて)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,617자 · 250화면

아오조라 문고

「いやなのかい」

「お志は感謝します。だが柳さん」

千三はふたたび沈黙した。肩をゆする大きなため息がいくども起こった。

「わがままのようだけれどもぼくはお世話になることはできません」

「どうして?」

「ぼくはねえ柳さん、ぼくは独力でやりとおしたいんです、人の世話になって成功するのはだれでもできます、ぼくはひとりで……ひとりでやって失敗したところがだれにも迷惑をかけません、ぼくはひとりでやりたいのです」

「しかしきみ」

光一は千三の手をきびしくにぎりしめてじっと顔を見詰めたが、やがて茫然と手を放した。

「失敬した、きみのいうところは実にもっともだ、ぼくはなんにもいえない」

庭の茂りのあいだから文子の声が聞こえた。

「兄さん! ご飯よ、今日はコロッケよ」

「そんなことをいうものじゃない」と光一はしかるようにいった、文子の声はやんだ。

「どうか悪く思わないようにね」と千三がいった。

「いや、ぼくこそ失敬したよ」と光一はいった。

「いままでどおりにお願いします」

「ぼくもね」

ふたりはふたたびかたい握手をした。

「コロッケがさめるわよ」と文子は窓から顔をだしていった。

「うるさいやつだな」