후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
「あかいはな ほかしへん」あとがき
「あかい花 他四篇」あとがき
神西 清
神西 清의 「あかい花 他四篇」あとがき(「あかいはな ほかしへん」あとがき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,626자 · 9화면
ガルシンを語る人はかならずその印象ぶかい目のことをいう。それはまつげのながい、ぱっちりした、茶色のよく澄んだ目で、幼少のころから善良さと温順さと、そして一種の哀愁の色をたたえていたといわれる。それは彼が四歳のときある将軍から、「洗礼者ヨハネを思い出させる」とたたえられた目であり、また晩年には画家レーピンの名作『イヴァン雷帝とその皇子』において、父帝の手に倒れた皇子のまさに息たえんとする痛ましい眼光の、モデルになった目でもあった。彼の芸術を語ることは、やがてこの目の閲歴を語ることにほかならない。それは前世紀末のあんたんたる一時代に生きたロシア・インテリゲンツィアの良心の営みを、そのままに照り返している目だったのである。
フセヴォーロド・ミハイロヴィチ・ガルシン Vsevolod Mikhajlovich Garshin は、一八五五年二月、南露エカテリノスラーフ県なる母方の領地で生まれた。父方の家系は古くキプチャク汗国時代に発祥すると伝えられる小地主貴族である。胸甲騎兵の将校であった父親とともに南ロシアで過ごされた彼の幼年時代は、あたかもあの悽惨なクリミヤ戦役の直後に当たっており、したがって父の家に集まる軍人たちの血なまぐさい戦争譚に、彼の幼ない情感と献身愛とははげしくかきたてられずにはいなかった。