후리가나로 읽는 일본 고전
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あまりもの
あまり者
徳永 直
徳永 直의 あまり者(あまりもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,421자 · 17화면
私は青年団にも入らなければ、また入れてもくれなかったが、ブラブラ見に行った。
群の中に珍らしく兵さんの頬冠りしているのが見えた。
石灯籠の台が二ツ三ツ村の相撲の土俵の上に転がっていた。
「こっちを担げる奴は居ねえだろう」
力自慢の一人が、二十貫以上もあろうと思われる石を動かして見ながら言った。
「ああそいつぁ駄目だ」
十人余りの若い者は小悧巧そうな顔をして腕組をしていた。兵さんもうずくまりながらそれを見ていた。
私は兵さんのこうした仲間に加えられていることを嬉しく思っているらしい眼付を見た。
一人前の若い者、ゆくゆくは、家の一軒も持って、女房子供と共に暮らす安穏の日が、来るだろうことを信じているらしい眼付が、嘗ての少年時代の兵さんを思い合せて、私は涙ぐましい気になった。
「兵は強いぞ、兵なら担ぐかも知れない?」
若者頭の巳之さんが煙管をくわえたまま言った。兵さんは実際強かった。
「兵、一つやって見ないか?」
四十余りの巳之さんという若者頭は面白半分に言った。
「うんにゃ、俺ァだめだよ」
兵さんは、謙遜していた。それにまた二十貫という石は、誰にしても担ぎあげられそうになかった。