일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

佐々木 邦의 いたずら小僧日記(いたずらこぞうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 63,226자 · 128화면

아오조라 문고

これで富田さんがワシントンのお父さん位物の道理の分った人だと、早速乃公を抱き上げて、私は大馬鹿三太郎と書かれても一つの嘘を言わぬ我が親愛なる太郎さんを持つ事を好むとか何とかと直訳的の事を言って、大に喜ぶのだろうに、不幸にして先方が其人でなく、当方もワシントンでないのであって見ると、今更何とも苦情の言いようがない。乃公も嘘を吐けばよかった。富田さんは見る間に顔色を変えて、何か言いたそうに口をモグモグさせたが、グーイと喉を鳴らしただけで一言もなく、さっさと出て行って了った。戸が毀れやしないかと思われる位大きな音がした。乃公は何だか気の毒でならなかった。

富田さんが門あたり迄行った頃、「太郎さん本当にお前は!」とお花姉さんは突然乃公の首筋に獅噛付いた。乃公は実際先刻から既に恐縮していた矢先だから、心臓が脳天へ登ったような心持がした。そして斯う事が面倒になっては又什目に遇わされるかも知れないと思って、手早く振切って、一目散に自分の室に逃込んだ。

今日は家の者は皆御機嫌が悪い。乃公の顔を見ると白い眼をする。お島の談話によると、乃公のお蔭で大略出来かけていた下話が全然毀れて了ったのだそうだ。