후리가나로 읽는 일본 고전
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いわゆるしぜんのびとしぜんのあい
いわゆる自然の美と自然の愛
丘 浅次郎
丘 浅次郎의 いわゆる自然の美と自然の愛(いわゆるしぜんのびとしぜんのあい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,029자 · 16화면
また仮に自然物をことごとく愛することが善いとしたところで、これが実際に行なわれ得ることであるか大いに疑わしい。われわれは衣食住ともに自然物を用いるの外に道はないゆえ、生活している間はつねに自然物に迫害を加えざるを得ぬ。家を建てるには樹木を切り倒さねばならず、餓を凌ぐには牛や鳥を打ち殺さねばならず、衣服を造るには蚕の蛹を何万億となく蒸し殺さねばならぬ。また米を得るためには無数の浮塵子(うんかのこと)を鏖にせねばならず、単に薔薇の花を賞玩するためのみにも数万の虫を殺戮せねばならぬ、その他今日われわれが自然物に加えている迫害を数え挙げたら実に際限はない。およそある自然物が人間に利を与える場合はすべてその物に向うて迫害を加えているのである。またある自然物が人間に害を与える場合には力をつくしてその物を駆除せねばならぬ。利用厚生というのは取りも直さず自然物に迫害を加えることにあたる。これらはいかに自然物を愛する人でもいやしくも生活している以上は止めることはできぬ。鳥獣や魚肉を食わずに精進していることはできるが、その代りとしてやはり他の自然物に迫害を加えざるを得ぬゆえ実は五十歩百歩でいちじるしい相違はない。