후리가나로 읽는 일본 고전
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うすゆきしょう
うすゆき抄
久生 十蘭
久生 十蘭의 うすゆき抄(うすゆきしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,454자 · 59화면
俄かに富貴に至る事、諸士、皆羨みつつ、いよいよ忠を励まん事を思へり」と、全軍が感奮する模様をしるしている。
「ケルメス・エロイーク(女だけの都)」では、城囲みに逢ってうろたえまわる亭主どもを奥へおしこめ、女房たちだけの機略で敵の大将を思うように料理してしまう。それは西班牙のナヴァールにあったことだが、日本にもそれに優るとも劣らぬ、機才に富んだ、人を人とも思わぬどっしりと肚のすわった女どもが大勢出て、それがまたこの時代の女流の特質でもあった。
武将の夫人や正室は、夫が三年も五年も戦場を駆けまわっている間、家司どもを統御して一城一家を守って行かねばならず、娘たちはいつ人質にやられるか、気に染まぬ政略結婚をさせられるかわからない。いずれは自分の才覚と智慧で処理していくしかないのだから、生きる道はただこの道と、あらゆる困難を予想して、ひたすら智略を磨く。従って一乗谷の落城に、持てるだけのものを持ちだしていいと約束させ、亭主や愛人を大手門から背負いだす朝倉の女房や、新婚匆々の夫を朝鮮征伐にとられ、それが不服で秀吉に手紙を書き、文辞のたくみだけで、事なく夫を返してもらう滝川采女の妻のような女性が出来あがるのである。