후리가나로 읽는 일본 고전
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おみつかんざし
お美津簪
山本 周五郎
山本 周五郎의 お美津簪(おみつかんざし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,158자 · 26화면
「――幾匹いるかしら」
「五匹よ」
「みんな未だ裸だな」
「……生れたばかりですもの、もう少しすれば毛が生えてよ、――きっと」
お美津の声は哀れなほど顫えていた。触れ合っている肌はじっとりと汗ばんで、小さな胸が喘ぐような息遣いに波打っている、――面白いものを見せるからと云って、正吉をここへ誘って来たお美津の本当の気持が、その荒い息遣いの中で精いっぱいに叫んでいるのだ。
正吉はじっとしているのに耐えられなくなって、いきなり手を差出した。
「こいつ、捨てなくちゃ」
「駄目よ」
お美津は慌ててその手頸を掴んだ。
「可哀相じゃないの」
「だって、――蔵の中にこんな……」
「いけない、いけない」
二人は眼を見交わした、二人とも真青な顔をしていた。正吉の手頸を掴んだお美津の手がわなわなと戦いていた。然しその眸子は、急に大胆に輝き、朱くしめった唇は物言いたげに痙攣った。正吉は手を振放そうとした、お美津はそうさせまいとした、おどおどしたぎごちない争いが起った、お美津がよろめいたので正吉が支えた、そのとたんに二人は、何方からともなく互いの体を抱き合った。
「――いや! いけない」
火のようなお美津の息吹と、