일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かたきうちざっかん

かたき討雑感

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 かたき討雑感(かたきうちざっかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,811자 · 6화면

아오조라 문고

ただし兄の遺骨をたずさえて帰国することを許された。内藤家の藩地は日向の延岡であるが、その帰国の途中、高野山その他の仏寺を遍歴参拝することは苦しからずということであった。要するに仏事参拝にかこつけて、かたきのゆくえ捜索を黙許されたもので、それは非常の恩典であると伝えられたそうである。それとても江戸から九州までの道筋に限られていることで、全然方角ちがいの水戸や仙台へは足を向けられないわけであった。果してそのかたきは知れずに終った。

◇

錦花氏のいわれた通り、亀山の仇討は元禄曾我と唄われながらもその割に栄えないのは、石井兄弟のために少しく気の毒でもある。しかもそういう意味の幸不幸は他にいくらもある。現に浄瑠璃坂の仇討のごときは、それが江戸の出来事でもあり、多人数が党を組んでの討入りでもあり、現に大石内蔵助の吉良家討入りは浄瑠璃坂の討入りを参考にしたのであると伝えられている位であるが、どうもそれがぱっとしない。事件が京阪に関係がないので、浄瑠璃坂も浄瑠璃に唄われず、人形にも仕組まれず、闇から闇へ葬られた形になってしまった。よし原の秋篠なども芝居になりそうでならない。