일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さぶ

さぶ

山本 周五郎

山本 周五郎의 さぶ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 210,521자 · 415화면

아오조라 문고

「それがこの寄場の特別なところです」

江戸市中には田舎から出て来た者や、天災、貧困、性格などから、多くの浮浪者や小泥棒などが絶えない。そのほか牢を出たが職も身寄りもない者などを集め、これらに手職を与え、賃銀を貯えさせ、機会があれば市中へ出て、一般市民と同じ生活のできるような人間にする、というのが人足寄場のたてまえなのである、と与平は語った。

「僅かな恩銭は取られますが、寝て喰べて働いて、病気になれば只で薬をくれて、稼いだ賃銀は自分のものになる」と与平は続けて云った、「こういうことは、お上からたいまいな御用金や米が出なければやれないでしょう、また、その御趣意に誤りのないようにするためには、役人衆もそれにふさわしい人が選ばれなければならないというわけです」

したがって、役人は人足たちになにかを強制したり、無理なことを押しつけたりすることはない。そうなると、こっちもわがまま勝手なまねばかりはしていられず、しぜん自分たちのなすべきことをすすんでやるようになり、いつかしら無理なしに、それぞれの持場がきまった。

「お前さんの眼にははいらなかったようだが、壊れるまえの古い長屋のことを考えてごらん、木ぐちも造りもざっとしたものだが、いつもきれいになっていたでしょう」