후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さぶ
さぶ
山本 周五郎
山本 周五郎의 さぶ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 210,521자 · 415화면
潮がすっかりひいても、大潮の季節とは違うため、岸から五十間あまりしか干潟にならず、一刻たらずでその潮は岸まで戻るのであった。
「杭はあと五本だ」と小頭の伝七は云った、「うまくゆけば今日じゅうに片づいちまうぞ」
石垣の外に沿って杉丸太の杭を打込む。もちろん荒波から石垣を護るためで、これまでに五十七本も打込んできた。石垣の外は砂を五、六尺も掘ると土の地盤が出る、その地盤に穴を掘って、先端を尖らした杉丸太を嵌め、逆槌で打込むという単純な仕事だった。栄二は地盤に穴を掘る役にまわった。逆槌というのは槌の部分が上にあり、三つの柄が下に付いていて、三人がその柄を取り、杉丸太の上へ槌の部分をのせて、下へ向けて打ちおろすのである。三人が力を合わせ、いっしょに掛け声をあげながらする仕事なので、栄二は独りでできる穴掘りを選んだのであった。
あと五本だという、その四本めの穴を掘っていたとき、突然、石垣が崩れて栄二をその下へ押しつぶした。五、六尺も掘りひろげた砂の穴の上へ、崩れ落ちた石は不規則なかたちで、砂といっしょに穴を埋め、栄二は背骨を強く打たれて息が詰った。
「大変だ、来てくれ」