후리가나로 읽는 일본 고전
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すりかえかいが
すり替え怪画
海野 十三
海野 十三의 すり替え怪画(すりかえかいが)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,746자 · 26화면
「とんだひどい奴があった者でございますね。盗んで行くなら盗んで行くで、そっくり持って行けばいいものを――いや、これは失言でございました、どうぞ御勘弁を――つまらんものを残して行くなんて、まことに人を莫迦にした泥坊の仕打でございまするな。手前如きでさえ、この画を見るとむかむかとしてまいります。ああ。気持が悪い。なんという侮蔑、なんという愚弄、いや、御前もさぞ御気持の悪いことでございしょう。お察し申上げまする」
と天門堂はしげしげと伯爵の顔を見て云ったものである。伯爵の顔は悄然たる顔から、憤然たる顔に移行した。
「全く不愉快だ。おい天門堂。この絵を片付けてくれ。そうだ、庭へ持出して、焼いてしまってくれ。なに構わんから」
「焼き捨てろと仰有いますか。それはまことに――いや、御立腹はご尤もであります。御下命によりまして早速お目通りからこの珍画を撤去いたしまするが、しかし御前、お焼き捨てになりまするなら、どうか天門堂へ適当なる価格をもって御払い下げ願わしゅう存じます、はい。勉強いたして頂戴いたしまする」
岩田は、懐中から大きな財布を出して、その上をぽんと叩いた。