후리가나로 읽는 일본 고전
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それから
それから
夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면
父と兄の如きは、この自己にのみ幸福なる偶然を、人為的にかつ政略的に、暖室を造って、拵え上げたんだろうと代助は鑑定していた。
代助はこう云う考で、新聞記事に対しては別に驚ろきもしなかった。父と兄の会社に就ても心配をする程正直ではなかった。ただ三千代の事だけが多少気に掛った。けれども、徒手で行くのが面白くないんで、そのうちの事と腹の中で料簡を定めて、日々読書に耽って四五日過した。不思議な事にその後例の金の件に就いては、平岡からも三千代からも何とも云って来なかった。代助は心のうちに、あるいは三千代が又一人で返事を聞きに来る事もあるだろうと、実は心待に待っていたのだが、その甲斐はなかった。
仕舞にアンニュイを感じ出した。何処か遊びに行く所はあるまいかと、娯楽案内を捜して、芝居でも見ようと云う気を起した。神楽坂から外濠線へ乗って、御茶の水まで来るうちに気が変って、森川町にいる寺尾という同窓の友達を尋ねる事にした。この男は学校を出ると、教師は厭だから文学を職業とすると云い出して、他のものの留めるにも拘らず、危険な商売をやり始めた。やり始めてから三年になるが、未だに名声も上らず、窮々云って原稿生活を持続している。