후리가나로 읽는 일본 고전
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それから
それから
夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면
古い葉は黒ずんだまま、日に光っている。その一枚が何かの拍子に半分から折れて、茎を去る五寸ばかりの所で、急に鋭く下ったのが、代助には見苦しく見えた。代助は鋏を持って縁に出た。そうしてその葉を折れ込んだ手前から、剪って棄てた。時に厚い切り口が、急に煮染む様に見えて、しばらく眺めているうちに、ぽたりと縁に音がした。切口に集ったのは緑色の濃い重い汁であった。代助はその香を嗅ごうと思って、乱れる葉の中に鼻を突っ込んだ。縁側の滴はそのままにして置いた。立ち上がって、袂から手帛を出して、鋏の刃を拭いている所へ、門野が平岡さんが御出ですと報せて来たのである。代助はその時平岡の事も三千代の事も、まるで頭の中に考えていなかった。只不思議な緑色の液体に支配されて、比較的世間に関係のない情調の下に動いていた。それが平岡の名を聞くや否や、すぐ消えてしまった。そうして、何だか逢いたくない様な気持がした。
「此方へ御通し申しましょうか」と門野から催促された時、代助はうんと云って、座敷へ這入った。あとから席に導かれた平岡を見ると、もう夏の洋服を着ていた。襟も白襯衣も新らしい上に、流行の編襟飾を掛けて、浪人とは誰にも受け取れない位、ハイカラに取り繕ろっていた。