일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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それから

それから

夏目 漱石

夏目 漱石의 それから을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,794자 · 347화면

아오조라 문고

代助の尤も応えるのは親爺である。好い年をして、若い妾を持っているが、それは構わない。代助から云うと寧ろ賛成な位なもので、彼は妾を置く余裕のないものに限って、蓄妾の攻撃をするんだと考えている。親爺は又大分のやかまし屋である。子供のうちは心魂に徹して困却した事がある。しかし成人の今日では、それにも別段辟易する必要を認めない。ただ応えるのは、自分の青年時代と、代助の現今とを混同して、両方共大した変りはないと信じている事である。それだから、自分の昔し世に処した時の心掛けでもって、代助も遣らなくっては、嘘だという論理になる。尤も代助の方では、何が嘘ですかと聞き返した事がない。だから決して喧嘩にはならない。代助は子供の頃非常な肝癪持で、十八九の時分親爺と組打をした事が一二返ある位だが、成長して学校を卒業して、しばらくすると、この肝癪がぱたりと已んでしまった。それから以後ついぞ怒った試しがない。親爺はこれを自分の薫育の効果と信じてひそかに誇っている。

実際を云うと親爺の所謂薫育は、この父子の間に纏綿する暖かい情味を次第に冷却せしめただけである。少なくとも代助はそう思っている。