후리가나로 읽는 일본 고전
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あわもりものがたり
『たぬき汁』以後
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 『たぬき汁』以後(あわもりものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,470자 · 244화면
群馬県の若きお巡りさんといえど、この美風には理解がいくと思う。
こんな場合、若いお巡りさんの融通の有無について云々したくない。お巡りさんの指導者、つまり上役の苦労人が、定規のことは定規にして置いて、味のある思いやりにつき、部下の者に噛んで含めて、日ごろの教えとしたら、どんなものであろう。
庶民は、喜ぶであろう。一層、自制心を強めるであろう。その筋の人の、滋味ある扱いに決して、つけ上がるような人間は一人もあるまい。
統制や、配給ということについては、政府は随分苦心していることであろう。国民をもれなく平等に、欠くるところなく賄うのは、まことに困難な業だ。
さればこそ、このむずかしい、世相になっても、主食物だけは心配しないで過ごしていられる。ほんとうにありがたい政治である。我々は、からだの動けるうちは、軍需の方にも、生産の方にも、能うだけの力をだして、国の求むるところに添うて行かねばならないのである。まだまだ国民には、体力的にも精神的にも、蓄積と源泉とがある。
そこで、全国には我々以上に、配給制度に対して、感謝しているものが発生した。統制経済の恵みに浴して、はじめて人並みの食べ物を頂戴できる人達が現われた。