후리가나로 읽는 일본 고전
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あわもりものがたり
『たぬき汁』以後
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 『たぬき汁』以後(あわもりものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 118,470자 · 244화면
そのとき、これに呼応して北陸の上杉景勝、前田利家が相携えて大兵を進め、信州から碓氷峠を越えて上州へ攻め入った。まず松井田の城を攻め、城主大道寺政繁は坂本にこれを防いだけれど、衆寡敵わず敗走、ついにその先導となって上杉前田勢に加わったのである。それより進んで大軍は厩橋、沼田、松山、箕輪、河越の諸城を次々に陥れ、最後に鉢形城を囲んだのである。
上杉と前田が、厩橋城を攻めたのは天正十八年の猛春四月である。朧夜に、寄せ手は忽ち厩橋城の城壁に迫り、鬨の声をあげて城門を突破しようとする危急の場合、予想もしなかった新手の大軍が、城内から石垣の上へ現われた。そしてこの数千の大軍は、寄せ手を目がけて大小の石塊を無数に投げつけて、雨か霰のようである。さしもの寄せ手も、この不意の乱撃に堪らず、たじろいて度を失い、勢いを崩して退いたのである。
すると、今まで雲霞の如く城壁にいた大軍は、掻き消すように見えなくなった。そこで、再び寄せ手は引き返した。と、またもや数千の大軍が城壁に現われて、石塊を飛ばす。寄せ手は今回も退却すると、城兵の姿は見えなくなった、そんなことを幾度か繰り返して恰も寄せ手はなにかに魅せられているようだ。