일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいこん

だいこん

久生 十蘭

久生 十蘭의 だいこん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 153,732자 · 303화면

아오조라 문고

話はちがうが、フランスの文人大使のメェイストルが聖ペテルブルグへ赴任したとき、巴里の友人に宛てて、今は千八百十五年だが、ロシアでは千五百十年とすべきだ。なぜなら私はいま十六世紀にいるからという有名な手紙を書いている。こういうものを見ると、日本はいま千九百四十五年でなくて千八百四十五年ぐらいのところにいることがわかりますね。嘉永六年の黒船騒ぎのとき、浦賀奉行がだした御触書が翻訳つきで博物館にありますが、外国人を見ると青い眼玉の子供を孕むから……これは失礼、見ちゃならんと書いてある。よんどころないときは眼をつぶるか後向きになれ。万一にも見込まれる如きことなきよう華美なる服装にて徘徊いたすべからず。外国人通行の道筋の町家の婦女子は鍋墨にて顔を汚し、至急村方へ立退くべしというんです……今日の回覧板を見ると、嘉永年間のお触れとちっとも変らないところがまことに奇異で、一部の日本人の頭は嘉永六年ぐらいのところで進歩をとめ、それからの先行きはまったくなかったものと思われます」

二十八日の朝、進駐の時間になると、開いていた鎧扉をできるだけ乱暴にバタンバタンと閉め、カーテンをレースのとコラ織のと二重にひき、薄暗い暑い部屋の中で汗みずくになってギョロギョロしていた。