후리가나로 읽는 일본 고전
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だいこん
だいこん
久生 十蘭
久生 十蘭의 だいこん을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 153,732자 · 303화면
薔薇の花事件のときは四代目クラブが冷静だったので助かったが、腹をたてて本気でものをいったりしたら、六右衛門さんなんかは生きて帰ってこなかったかもしれない。パパのときだって重臣から横槍が出たから命がつながったようなものの、さもなかったら憲兵隊本部の中庭で拳銃で始末されていたところだった。
バルザックの〈サヴァリウス〉に出てくるロザリイという娘は、じぶんがしかけた恋愛に相手が気がつかなかったというそれだけのことで、陰険な伊太利式の復讐をして、とうとう一人の天才政治家を完全に破滅させてしまう。せんだって足芸のすごいところをお目にかけたらジャガイモが跛をひいて病院へ通っているということだったが、あんなことぐらいでこれほどの反撥をするというなら、ジャガイモはその精神構造に先天的ロザリイ的な病的欠陥をもっているのだとしか考えられない。
医者が臓躁病、一名ヒステリアと呼んでいる御婦人向きの情緒があるが、そいつにやられると観念の錯倒をひきおこし、殊更、不利な言論をはき、心にもない危険な行為をする。あたしも婦人のはしくれだから、たぶんそれのせいなんだろうが、どうしてもゆるしておけない気持になって、えせコムミュニストの間にはさまって、ニヤニヤしているヤット子爵の馬鹿娘を睨みつけながら、演説をはじめた。