후리가나로 읽는 일본 고전
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しゅんきんしょう
ちくま日本文学014 谷崎潤一郎
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 ちくま日本文学014 谷崎潤一郎(しゅんきんしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,196자 · 169화면
「里人岩飛とて岸の上より水底へ飛入て川下におよぎ出て人に見せ銭をとる也飛ときは両手を身にそえ両足をあわせて飛入水中に一丈ばかり入て両手をはれば浮み出るという」とあって、名所図会にはその岩飛びの図が出ているが、両岸の地勢、水の流れ、あの絵の示す通りである。川はここへ来て急カーヴを描きつつ巨大な巌の間へ白泡を噴いて沸り落ちる。さっき大谷家で聞いたのに、毎年筏がこの岩に打つかって遭難することが珍しくないと云う。岩飛びをする里人は、平生この辺で釣りをしたり、耕したりしていて、たまたま旅人の通る者があれば、早速勧誘して得意の放れ業を演じて見せる。向う岸のやや低い岩から飛び込むのが百文、こちら岸の高い方の岩からなら二百文、それで向うの岩を百文岩、こちらの岩を二百文岩と呼び、今にその名が残っているくらいで、大谷家の主人も若い時分に見たことがあるけれども、近頃はそんなものを見物する旅客も稀になり、いつか知らず滅びてしまったのだそうである。
「ね、昔は吉野の花見と云うと、今のように道が拓けていなかったから、宇陀郡の方を廻って来たりして、この辺を通る人が多かったんだよ。