일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゅんきんしょう

ちくま日本文学014 谷崎潤一郎

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 ちくま日本文学014 谷崎潤一郎(しゅんきんしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,196자 · 169화면

아오조라 문고

生れつきの感覚が少くともコンマ以上であったことを示すと共に、平素春琴に随行して検校の家で待っている間にいかに注意深く他人の稽古を聴いていたかを証するに足りる。調子の区別も曲の詞も音の高低も節廻しも総べて彼は耳の記憶を頼りにしなければならなかったそれ以外に頼るものは何もなかった。かくして十五歳の夏から約半歳の間は幸い同室の朋輩の外に誰にも知られずに済んだのであったがその年の冬に至って一つの事件が起ったある夜明け方と云っても冬の午前四時頃まだ真っ暗な夜中も同然の時刻に、鵙屋の御寮人すなわち春琴の母のしげ女がふと厠に起きてどこからともなく洩れて来る「雪」の曲を聞いたのである。昔は寒稽古と云って寒中夜のしらしら明けに風に吹き曝されながら稽古をするという習慣があったけれども道修町は薬屋の多い区域であって堅儀な店舗が軒を列ね遊芸の師匠や芸人などの住宅のある所でもなしなまめかしい種類の家は一軒もないのであるそれにしんしんと更けた真夜中、寒稽古にしても時刻があまり突飛過ぎる、寒稽古なら一生懸命撥音たかく弾くであろうに微かな爪弾きで弾いている