후리가나로 읽는 일본 고전
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とむらいきかんしゃ
とむらい機関車
大阪 圭吉
大阪 圭吉의 とむらい機関車(とむらいきかんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,729자 · 371화면
――」
すると今まで黙って聞いていた司法主任が急に眉を顰めて、
「じゃあ、つまり貴方は、機関車を動かしたのは、犯人だ、と仰有るんですね?」
「無論そうです。この場合、犯人以外には機関車を動かす事は出来なかった筈です。――従って犯人は、操縦技術を知ってる男で、犯行後再び機関車からこちらの梯子へ飛び移る前に、素速く発車梃を起し、加速装置を最高速度に固定したに違いありません。そして給水タンクから貨物ホームへ、屋根伝いに逃げ去りながら、撥形鶴嘴をパイルとランプ室の間へ投げ捨てて行ったのです。一方、操縦室の床に倒れていた井上順三の屍体は、機関車の加速度と、曲線に於ける遠心力の法則に従って、あの通りに投げ出されます。だが、ここで問題になるのは、何故犯人は、犯行後機関車を発車させたか? と言う点です。が、この最後の疑問を突込む前に、僕は、いまひとつ、新しい発見を紹介しよう」と、それから喬介は明かに興奮を浮べた語調で、「この鉄蓋の上を見給え。いま吾々がこうしていると同じ様に、犯人も、必ず此処の上では匐って歩いたのです。そしてしかも、あの重い撥形鶴嘴は、この通り、自分より少しずつ先へ投げ出す様にして運びながら匐進したのです。