일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

とむらいきかんしゃ

とむらい機関車

大阪 圭吉

大阪 圭吉의 とむらい機関車(とむらいきかんしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 186,729자 · 371화면

아오조라 문고

が、その二部屋ともに房枝の姿は見えなかった。階下には、店の他に、やはり二部屋あった。が、むろん房枝は見当らない。表には、もう十一時から戸締りがしてある。警官達が崩れ込んだ前後にも、そこから逃げ出す隙はなかった。そこで彼等は、台所へ押掛けた。そこはこの家の裏口になっていて、幅三尺位の露次が、隣に並んだ三軒の家の裏を通って、表通りとは別の通りへ抜けられるようになっていた。その露次を通り抜けて街へ出たところには、しかし人の好さそうな焼鳥屋が、宵から屋台を張っていた。焼鳥屋は頑固に首を振って、もう二時間も三時間も、この露次から出入した者はない、とハッキリ申立てた。そこで警官は引返すと、今度はいよいよガタピシと煙草屋の厳重な家宅捜査をしはじめた。そして、便所でも押入でも、片ッ端から容赦なしに捜して行くうちに、とうとう二階の、それも当の殺人の行われた部屋の押入の中に、房枝をみつけてしまった。

ところが、真ッ先にその押入の唐紙をあけた警官は、あけるが否や、叫んだ。

「や、や、失敗った!」

押入の中で、もう房枝は死んでいた。

さっきに「青蘭」の女達が見たときのままの、殆んど無地とも見える黒っぽい地味な着物を着て、首に手拭を巻いて、それで締めたのか、締められたのか、グンナリなって死んでいた。