일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

海野 十三의 ふしぎ国探検(ふしぎくにたんけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,118자 · 120화면

아오조라 문고

蠅のテレビジョン劇

二人の前に見えるのは、ビーカーから高くたちのぼっている湯気ばかりだった。

蠅のテレビジョン劇

ふしぎなポーデル博士の、ふしぎな国々への案内はつづく。

東助とヒトミは、ポーデル博士の操縦する樽ロケット艇にのって、ふしぎな旅をつづける。

「博士。こんどはどんなふしぎな国へつれていって下さるんですか」

東助が、顔をかがやかして、きいた。

「こんどは、なかなか深刻なところへ案内いたします」

「深刻なところって、どんなところですの」

ヒトミも座席から、からだをのりだす。

「蠅の社会へ案内いたします」

「あら、蠅の社会が深刻なんですか」

「蠅の考えていること、人類にとってはなかなか深刻あります。これから私案内するところは、蠅が作り、そして蠅が演ずるテレビジョン劇であります。それをごらんにいれます」

「まあ、すてき。蠅でも劇をするんですの。しかもテレビジョン劇なんて、あたらしいものを」

「人類は、人類のこととなるとわりあいによく知っていますが、その他のこと、たとえば馬のこと、犬のこと、兎のこと、毛虫のこと、蠅のことなどについては、あまりに知りません。それ、よくありません。蠅が何を考えているか、それらのこと、よく知っておく、はなはだよろしいです」