후리가나로 읽는 일본 고전
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みさごのすし
みさごの鮨
泉 鏡花
泉 鏡花의 みさごの鮨(みさごのすし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,198자 · 47화면
」
「お光だ。」
と、飯櫃に太い両手を突張って、ぴょいと尻を持立てる。遁構でいるのである。
「お光さんか、年紀は。」
「知らない。」
「まあ、幾歳だい。」
「顔だ。」
「何、」
「私の顔だよ、猿だてば。」
「すると、幾歳だっけな。」
「桃栗三年、三歳だよ、ははは。」
と笑いながら駈出した。この顔が――くどいようだが――楊貴妃の上へ押並んで振向いて、
「二十だ……鼬だ……べべべべ、べい――」
四
ここに、第九師団衛戍病院の白い分院がある。――薬師寺、万松園、春日山などと共に、療養院は、山代の名勝に入っている。絵はがきがある。御覧なさい。
病院にして名勝の絵になったのは、全国ここばかりであろうも知れない。
この日当りで暖かそうなが、青白い建ものの、門の前は、枯葉半ば、色づいた桜の木が七八株、一列に植えたのを境に、もう温泉の町も場末のはずれで、道が一坂小だかくなって、三方は見通しの原で、東に一帯の薬師山の下が、幅の広い畷になる。桂谷と言うのへ通ずる街道である。病院の背後を劃って、蜿々と続いた松まじりの雑木山は、畠を隔てたばかり目の前に近いから、遠い山も、嶮しい嶺も遮られる。