후리가나로 읽는 일본 고전
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みさごのすし
みさごの鮨
泉 鏡花
泉 鏡花의 みさごの鮨(みさごのすし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,198자 · 47화면
「ほんとの電話ですがね。どこか間違ったとこでもあるのかよ。」
「いや、相済まん、……間違ったのは私の方だ。――成程これで呼ぶんだな。――分りました。」
「立派な仕掛だろがねえ。」
「立派な仕掛だ。」
「北国一だろ。」
――それ、そこで言って、ひょいひょい浮足で出て行く処を、背後から呼んで、一銚子を誂えた。
「可いのを頼むよ。」
と追掛けに言うと、
「分った、分った。」
と振り向いて合点々々をして、
「北国一。」
と屏風の陰で腰を振って、ひょいと出た。――その北国一を、ここでまた聞いたのであった。
二
「まあ、御飯をかえなさいよ。」
「ああ……御飯もいまかえようが……」
さて客は、いまので話の口が解けたと思うらしい面色して、中休みに猪口の酒を一口した。……
「……姐さん、ここの前を右へ出て、大な絵はがき屋だの、小料理屋だの、賑な処を通り抜けると、旧街道のようで、町家の揃った処がある。あれはどこへ行く道だね。」
「それはね、旦那さん、那谷から片山津の方へ行く道だよ。」
「そうか――そこの中ほどに、さきが古道具屋と、手前が桐油菅笠屋の間に、ちょっとした紙屋があるね。