일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ろまんどうろう

ろまん灯籠

太宰 治

太宰 治의 ろまん灯籠(ろまんどうろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,222자 · 74화면

아오조라 문고

次男は蒲団を引きかぶったままである。母堂は、それを、ただ静かに眺めて笑っている。さとは、誰にも相手にされない。ひっそり、そこに坐って、暫く待ってみたが、何という事も無い。おそるおそる母堂に尋ねた。

「よほど、お悪いのでしょうか。」

「さあ、どうでしょうかねえ。」母は、笑っている。

突然、次男は蒲団をはねのけ、くるりと腹這いになり、お膳を引き寄せて箸をとり、寝たまま、むしゃむしゃと食事をはじめた。さとはびっくりしたが、すぐに落ちついて給仕した。次男の意外な元気の様子に、ほっと安心したのである。次男は、ものも言わず、猛烈な勢いで粥を啜り、憤然と梅干を頬張り、食慾は十分に旺盛のようである。

「さとは、どう思うかねえ。」半熟卵を割りながら、ふいと言い出した。「たとえば、だね、僕がお前と結婚したら、お前は、どんな気がすると思うかね。」実に、意外の質問である。

さとよりも、母のほうが十倍も狼狽した。

「ま! なんという、ばかな事を言うのです。冗談にも、そんな、ねえ、さとや、お前をからかっているのです。そんな、乱暴な、冗談にも、そんな。」

「たとえば、ですよ。」次男は、落ちついている。