일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わがまち

わが町

織田 作之助

織田 作之助의 わが町(わがまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,840자 · 186화면

아오조라 문고

奥へ向って、大声をだした。

瞬間奥の部屋でなにかさっと動揺があった――と、君枝は思った。

「秀どん、なに大きな声だしたはるねん。阿呆やな」

言いながら、いつもは奥の長火鉢の前で、頭痛膏をこめかみにはりつけた蒼い顔で、置物のようにぺたりと坐りこんでいる御寮人が、思いがけずいそいそと出て来て、

「――よう来てくれはりました。さあ、どうぞ。どうぞあがっとくれやす」

手をとらんばかりに愛想が良く、眉間の皺もなかった。

君枝は気味がわるかった。

「ほな、お邪魔します」

ちいさなモスの風呂敷包みをひらいて、消毒器のなかにはいった脱脂綿をとって、器用な手つきで電話機を消毒し、消毒液入れに消毒液を入れていると、いくつかの眼がじろじろと背中に、顔に、動作に来たようだった。

「あんたもお若いのに、たいてやおまへんな」

御寮人は傍をはなれずに、しきりに話しかけた。

「はあ、いいえ」

曖昧に返辞していると、

「このお仕事の前は、なにしたはりましたんでっか。――ずっとお家に……?」

「近所の風呂屋で下足番してました」

ありていに答えた。

「下足番?……」

御寮人はちょっと唸ったようだが、