후리가나로 읽는 일본 고전
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カストリこうじつろく
カストリ侯実録
久生 十蘭
久生 十蘭의 カストリ侯実録(カストリこうじつろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,619자 · 31화면
子供達にあの老人は誰かとたずねると、「むかし偉かった人。名前はない」と答えるのが常であった。
ルイ十七世のカストリ侯爵は一八四五年八月十日、六十歳でデルフトの救貧院で死んだ。墓碑には、「ルイ十七世、フランス王及びナヴァール王(シャルル・ルイ・ノルマンディ公)」と刻まれた。和蘭政府は死亡証明書に進んで「シャルル・ルイ・ブゥルボン、ノルマンディ公爵並にカストリ侯爵(ルイ十七世)」と記入し、その後、和蘭へ移ってきたルイ・シャルルの家族にブゥルボンの称号を用いることを認可した。リシュモンはその後間もなく脱獄して独逸へ逃げ、カストリが死んだ年から九年後の一八五三年、月も日も同じ八月十日にグライスというところで死んだ。アングレーム公爵夫人はその翌年巴里で死んだ。
弁護士ジュウル・ファーブルは一八五〇年、ルイ十七世の遺族のために、ナポレオン大統領に第二回目の請願をしたが却下され、一八七四年、マクマオンが大統領になったとき第三回目の請願をし、これも却下されると、その夜、マドレーヌ街の事務所で拳銃で頭蓋に孔をあけて憤死した。「巴里控訴院に於てジュウル・ファーブルが故シャルル・ギュイヨーム・ノオンドルフの相続者のためになしたる弁論」