후리가나로 읽는 일본 고전
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カストリこうじつろく
カストリ侯実録
久生 十蘭
久生 十蘭의 カストリ侯実録(カストリこうじつろく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,619자 · 31화면
この塔は母のいる南塔と向き合っていて、遠い窓の中に、時には母の姿が見えるのがせめてもの心やりであったが、間もなくシモンに気づかれてその窓は塞がれてしまった。
シモンは朝から酒びたりになっていた。無聊に若しむと、ルイ十六世が断頭台に上るところから首を斬り落されるまでの光景を、手真似足真似で演じて見せ、太子に下等なラムを飲ませて卑穢な流行歌をうたわせようとし、onanie を強い、「私はお母さんと通じましたと言え」と迫った。いうとおりにしないと木底の雨靴で撲りつけて意に従わせようとしたが、太子は毅然として最後まで屈しなかった。
シモンはロベスピェールの熱狂的な信者で、マインツの陥落やツーロン占領の報知があった日には、太子の髪を掴んで力まかせに壁へ投げつけ、母后が斬首された日には、その血をハンカチに浸してきて太子に見せ、「お前のおッ母は、貧乏人から物ばかりくすねていたやつだったが、血だけは惜し気もなくフンダンにふり撒きやがった」といった。
また十二月のある日、夜半、太子がこっそり起きだし、床に跪いて祈っていると、シモンがその声を聞きつけて眼をさまし、「その祈祷をやめさせてくれよう」